「世界をこうしたい」
「このサービスを使って世の中がこうなればいい」
そういうことを言っている人たちに憧れがあった。正直かっこいい。
彼らは原体験を掘り下げてそこから出てくるアイデアをサービス化したり、好きって感覚をプロダクト化したり、そうやって何かを世の中に届けようとしている。
自分の中にも、その何かがあるのではないかと、
自分にしかない体験や経験
自分の中にある情熱やアイデア
好きな気持ち
そう言ったものが。
でも、それがなかなか見つからなかった。
探しても探しても、時間ばかりが過ぎ、それが出てこない自分を責めてばかりになってしまう。
ずっと考えてきたけど、出てこなかった。
だから、もう考えるのはやめた。
俺は起業家にはなれない。ならない。