3/10

今日から師範認定のための実習が始まる。正直何を今更という気持ちもあるし、前本部師範たちから指導してもらえないことが正直残念な気持ちもある。それは彼らのコミュニティに入っていきたいということが自分の中で優先度が高かったからである。五人の中に入りたいという気持ちがあったからだ。人間的魅力もそうであるし、彼ら彼女らが宗家から受け取り繋いできたものに魅力を感じていたからだ。そして、その先に何を創りあげることができるかということに期待をしていたからだ。それが今からこの環境でできるのかというと不安に思うところがやはりあったし、今もまだ拭い切れないところはある。しかし、このままだと、これまでのパターンのような気がするのだ。依存先ありきで進んでいくような気がする。それではこれまでと変わらない。だから、自ら歩んでいく覚悟として今回は今まで異なる決断をした。

 

相手が誰だとかは関係ないのだ。自ら切り拓いていくための決断なのだ。より自由になっていく。自由度を増していくための決断なのだ。

 

初めての全体への号令はやはり緊張した。言葉が思った以上にすらすらでてこなかったし、おそらく少し声が出ていなかった。単に号令をかけるというのは少し難しく感じた。それはおそらく方向性を持っていいのかどうかわからなかったからな気がする。

フィードバックとしては、声がいい、通る声など声の質を褒められ、視線を遠くなどの合間にいれていく言葉も良かったと、また、もっと声量を大きくする、すこーんと通すともっと気持ちいいとのことだった。稽古を受けにいくのと、号令をかけるとでは全然違うな。技の解釈や認識も改めて調べ直さないといけないな。

指導をしていただけるのはやはり有難い。わからないところを明らかにして自分の支部のために準備をしよう。